栗田先生①数学に感動する頭をつくる

 私は栗田先生のファンなので、これから何回かにわけて、その著書・問題集について書いていくことにしましょう。

ところで、栗田先生の紹介として「駿台英才セミナーの講師」と出てきますが、駿台英才セミナーのWebサイトには出てこないんですよね。もう辞められたのかしら。中数には執筆されていますが…。

 

まずは、私がファンというか信者になった本です。

数学に感動する頭をつくる (ディスカヴァー携書)

数学に感動する頭をつくる (ディスカヴァー携書)

 

「音感」に対する「数感」をどうやって育てるかという話ですが、のっけに「数感」などというものはないと言いつつも、数学頭を育てる方法について色々述べられております。

特に、小学生のお子様をお持ちの方、中学受験を考えている方にとって参考になるポイントとしては、「小学校低学年、9歳ごろまでは、どんどん計算させよ」という点でしょうか。公文も推薦しています。9歳ごろまでが計算力が伸びるゴールデンエイジの様です。これは私の考えですが、これはいわゆる「9歳の壁」と関係があるのではないかと思っています。

また、問題を頭で解く(暗算含む)ことも推奨されています。

 

もう一つの本

子どもに教えたくなる算数 (講談社現代新書)

子どもに教えたくなる算数 (講談社現代新書)

 

 この本では、栗田先生が娘さんが受験生であるA氏に算数の手ほどきをするという形で話が進みます。特に、対称性や対応の話が印象的。ただ、この本を読んで実際に子供を教えことは難しいだろうなあとは思う。

でも、大丈夫。これらの本で述べられているエッセンスや考え方は、次に紹介する問題集のコンセプトになっています。

逆にいうと、栗田先生の問題集の背後にある考え方を知るには、これらの本を読んでおいた方が良いということ。

ただ、これらの本を出したあとで、一番数感にとって重要なのは「想像力」ではないかとどこかに書いておられました(思い出せないが)。この辺の話を詳しく知りたいのだが、最近本は出ていないので、今ある本が少しでも売れて、次の本を出して欲しいなと思っている次第です。